県警が学校などで配布している啓発チラシ。携帯電話の正しい利用方法などが書かれている

 小中高校が夏休みに入り、徳島県警は子どもやその保護者に向けて、不良行為への加担や性犯罪被害に注意するよう呼び掛けている。今年に入り、県内ではインターネットを介して性犯罪に巻き込まれた子どもが前年同期に比べ3倍に増えている。少年課は「夏休みは気持ちが浮ついて安易な行動を取りやすくなる」として、街頭補導にも力を入れる。

 少年課によると、無料通信アプリLINE(ライン)などのネットサービスを介して性犯罪に巻き込まれた子どもは、1月から6月までに県内で6人(前年同期比4人増)いた。6人は全て少女で、わいせつな行為をされたり裸の写真を撮られたりした。

 14日には、スマートフォンの出会い系アプリを通じて知り合った県内の女子高生に金を支払い、みだらな行為をしたとして鳴門市の男が逮捕されている。

 県警は対策として、親が子どもの携帯電話の使用状況を確認したり、有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングサービスを利用したりすることを推奨している。

 夏休み期間中は、街頭などで補導される子どもの数も増える傾向にある。喫煙や深夜徘徊などの不良行為で補導された人数は、2014年7月が291人、8月が333人だった。両月を除いた月平均の人数は219人で、約3~5割増となっている。

 少年課は夏休み期間中、街頭補導のためのパトロール活動に力を入れることにしている。