四国理容競技大会で部門優勝した臼井さん(右)と花岡さん=徳島市南末広町の県立中央テクノスクール

 第65回四国理容競技大会(四国理容協議会主催)で、県立中央テクノスクール理容科2年の臼井愛さん(32)=徳島市大原町中須=と、同2年の花岡良子さん(34)=同市南末広町=が部門優勝に輝いた。2部門制覇はスクール初の快挙。2人は喜びを胸に、理容師への夢を膨らませている。

 大会は20日に同市南末広町のろうきんホールで開かれ、8部門で競い合った。臼井さんはマネキンの髪をリーゼントに整えるクラシカルバック・ドライヤー仕上げ部門(出場18人)、花岡さんは髪の毛をロッドに巻き付けるワインディング部門(14人)に初挑戦。制限時間内でカット、スタイリングの技術や美しさなどが審査された。

 2人は4月から大会に照準を合わせ、1日5回ほど、計500回以上の練習に取り組んできた。時間内に素早く丁寧に仕上げるのが難しかったが「工程を分刻みで考え、時間を意識した練習を積み重ねたことが勝因」と口をそろえる。

 プロの理容師が技術を競う大会だが、県理容生活衛生同業組合の呼び掛けで、理容師の卵であるテクノスクールの生徒も毎年参戦。今大会にはスクールから計10人が出場し、うち9人が入賞を果たした。

 臼井さんは優勝が決まった瞬間を「練習風景が走馬灯のように頭の中をよぎり、泣きそうになった」と振り返り、花岡さんは「お客さんの希望に合わせて印象の良い髪型を提供できる理容師になりたい」と語った。