板野町で確認された「アロミア・ブンギ」(県提供)

 徳島県は31日、カミキリムシ科の病害虫「アロミア・ブンギ」の発生を確認したとして、県内全域に農作物病害虫発生予察特殊報を出した。
 
 県によると、7月27日に板野町のモモ園で成虫が見つかった。29、30両日に周辺の果樹園を調査したところ、モモ園7カ所で成虫が見つかり、モモやウメ、スモモの果樹園計17カ所で幼虫のふんを確認した。モモの木からは、アロミア・ブンギが開けたとみられる穴も見つかった。
 
 アロミア・ブンギは中国や台湾、ベトナムなどに生息し、サクラやカキ、モモなど多くの樹木に寄生。幼虫は木の内部を食い荒らし、ひどい場合は枯死させる。県は防除対策として、成虫や幼虫を見つけた場合は早急に駆除するよう呼び掛けている。
 
 国内では2012年に愛知県で初めて発生が確認された。徳島県内では13年に徳島市応神町で成虫1匹が見つかったが、その後の調査では確認されていなかった。