ミツマタの黒皮を剥ぐ会員と天日干しされた白皮=那賀町小畠の加工場

 那賀町の林業家らでつくる木沢林業研究会が7月31日から2日間、同町小畠のミツマタの加工場で紙幣の原料となる「白皮」作りを行った。同会は今年3月から試験的にミツマタの加工を始めており、白皮は近く独立行政法人国立印刷局四国みつまた調達所(三好市)に初出荷する。
 
 会員14人が、水に漬けて柔らかくしたミツマタの樹皮から黒い表皮をそぎ落とし、残った白皮を天日干ししていった。2日間の作業で約30キロの乾燥白皮ができ、これまでに加工した分と合わせた約100キロを、四国みつまた調達所に紙幣用の原皮として出荷する。価格は30キロ当たり約9万円という。
 
 林業研究会の亀井廣吉代表(66)=同町沢谷、林業=は「ミツマタ加工は初めてだったが、研修などを通じて技術も向上した。来期は本格生産に移り、年間1トン以上の出荷を目指したい」と話している。