日本地図が張られたパネルにLEDを光らせる観光客=徳島市南内町2

 徳島市の阿波踊りに合わせ、県内の大学生らでつくるNPO法人green bird(グリーンバード)徳島チームがユニークな環境啓発活動に取り組んでおり、関心を集めている。日本地図を張った特殊なパネルをごみ分別ステーションに置き、分別を手伝った観光客らが自分の出身地にLEDを点灯させていく試みで、物珍しさもあって人だかりができる人気ぶりだ。

 チームは2013年の阿波踊りから、市民団体が連携して演舞場近くに設けているごみ分別ステーションの一つを担当している。「分別を呼び掛けるだけでなく、楽しみながら環境美化への意識を高めてもらおう」と、パネルによる啓発活動も同時に始めた。

 今年はメンバー約40人が参加し、12日に新町川水際公園のごみ分別ステーションに1メートル四方のパネルを設置した。針が付いたLED電球をパネルに刺すと光る仕組みで、メンバーが自転車のペダルをこいで人力発電。パネル前で観光客の記念撮影も手伝っている。

 大にぎわいの会場では、撮影画像をフェイスブックで発信する若者の姿も多く見られる。友人と訪れた高知市の会社員松木理真さん(25)は「気持ちよくごみを捨てられて、夏のいい思い出もできた」と喜んでいた。

 チームのメンバー菊池道裕さん(19)=徳島市南常三島町2、徳島大2年=は「自分たちも楽しみながらやっている。発信力の高い阿波踊りでの啓発が、美化意識の高まりにつながれば」と期待する。