パリの食品加工会社で新鮮な葉わさびを見てもらい、商談する横石社長(右から2人目)=6月(いろどり提供)

 上勝町の第三セクター「いろどり」は10月10~14日、ドイツ・ケルンで開かれる食の国際見本市「アヌーガ2015」に初参加する。県の出展ブースで葉わさびなどを出品。現地バイヤーと商談を進め、欧州連合(EU)市場での販路拡大を目指す。

 アヌーガは、いろどりが今年1月に参加したフランス・リヨンの見本市「シーラ2015」と同規模で、EUでは最大級。ドイツだけではなく、周辺国からもバイヤーが訪れ、いろどりにとって多くの商機が見込まれる。

 いろどりは、1月の仏での市場調査で手応えのあった葉わさびのほか、数種類の商品を持ち込む方針。いろどりの主力商品で、日本料理のつまものに使う葉っぱの「彩」などを想定している。日本料理のレシピやいろどりの各商品の使い方、特徴、価格を独語などに訳したパンフレットも用意する予定。

 1月の仏調査では、出荷後の商品の鮮度保持が課題に挙げられていた。そこでいろどりは、6月に県が行った仏、独、オランダ向けの県産品の試験輸出で、葉わさびやつまものを出荷。商品を冷蔵して空輸することで、出荷の5日後には現地のレストランなどに到着し、しおれや変色のない良好な状態であることが確認された。

 6月の試験輸出には横石知二社長も同行し、パリなどで料理店のシェフや食品加工会社の仕入れ担当者と商談を重ねた。

 横石社長は独見本市に向け「商品の特徴をしっかり伝えて、現地料理にも浸透でき、実際に使ってもらえるような中身のある商談にしたい」と意欲を見せている。

 アヌーガにはいろどりのほか、JA東とくしま(小松島市)、JAアグリあなん(阿南市)、きとうむら(那賀町)など県内8事業者が参加する。