新著が出版されたいろどりの横石社長=上勝町福原

 上勝町の第三セクター会社・いろどりの横石知二社長(56)の「学者は語れない儲(もう)かる里山資本テクニック」(ソフトバンク新書)が出版された。縁のなかった上勝町の農協によそものとして就職して以来、37年間の奮闘ぶりを振り返りながら、葉っぱビジネス誕生や成功の背景を紹介。地方が抱える課題の解決に向けたヒントが盛り込まれた“上勝発のビジネス書”となっている。

 208ページ、12章構成。葉っぱを売ることで、それまで家にこもっていた主婦やお年寄りが生き生きと暮らし始めた様子を描写。人々は具体的な「役割」と「出番」を与えられることで、自ら動きだすことを説いている。

 地方創生についても「机上の空論ではいけないし、現場を無視して物事をすすめると大きな反発を招く」「地域の人たちに応援してもらえるような土台作りが大切」と指摘。経営の第一線に立ち続ける横石さんならではの現場目線からの提言集となっている。

 横石さんは「地方創生を考えるに当たり、現場の声を大切にすることによるボトムアップの大切さを伝えることができれば」と話している。

 横石さんのソフトバンク新書の著書は「生涯現役社会のつくり方」(2009年)に続いて2冊目。800円(税別)。全国の主要書店で発売中。