辻高校に残されている卒業アルバムや卒業生から借り受けた写真。欠落分の提供を呼び掛けている

 辻高校(三好市)は、2016年4月に創立100周年を迎えるのに合わせ、卒業時の集合写真などを基に記念DVDを制作する。しかし、学校で保管しているアルバムは大正から昭和にかけて計26年分が欠落しており、古い卒業アルバムや写真の収集に困っている。同校は卒業生や親族らに提供を呼び掛けている。

 辻高校は1916年、三好郡立女子実業学校として創立。郡立三好高等女学校、県三好高校などと名前を変え、56年から現在の県立辻高校となった。

 不足しているのは▽三好郡立女子実業学校(1917、18年度)▽郡立実科高等女学校(19、20年度)▽郡立三好高等女学校(21、22年度)▽県立三好高等女学校(23、24、38、39、42~47年度)▽県三好高校(48年度)▽県辻高校(49~54年度)▽県立辻高校(57、61、62年度)-のアルバム。

 同校では創立100周年に向けて昨年7月、卒業生や歴代PTA会長らで期成同盟会を結成。住所の確認できる卒業生約1万1700人に宛てて今年7月、資料提供の依頼文などを郵送した。アルバムは発見されていないが、49、53年度卒業生の集合写真が見つかった。

 アルバムの欠けている42~54年度は戦前・戦後の混乱期に当たり、卒業生の中には「卒業時はアルバムを制作せず、集合写真だけ撮影した」と証言するOBもいる。このため、同校はアルバム欠落期間の集合写真も探している。

 記念DVDは100周年記念事業に賛同する卒業生らから寄付(1口5千円)を募り制作する。期成同盟会では、DVD制作をはじめ、卒業名簿や記念誌の発行などを目指し、準備を進めている。

 また、校舎3階の部屋を活用して100周年記念資料室を設置する予定で、集まった写真の複製を展示することも検討している。

 桑原浩二校長は「卒業生本人ではなくても、親族や心当たりのある人はぜひ連絡してほしい」と資料提供を呼び掛けている。

 問い合わせは同校<電0883(78)2331>。