増水した吉野川。川島潜水橋は濁流にのみ込まれている=7日午前6時10分ごろ、吉野川市川島町川島

吉野川橋北岸アンダ-パスを埋め尽くす流木=7日午後1時ごろ、徳島市応神町古川

土砂崩れが発生し、落石が路上に広がった県道日和佐上那賀線=美波町山河内

 活発な前線の影響で徳島県内は7日、南部や西部を中心に強い雨が降った。午後7時時点で、三好、那賀など6市町の131世帯205人が公共施設などに避難している。前線の活動は次第に弱まるものの、徳島地方気象台は土砂災害や浸水、河川の増水に厳重な警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、6月28日の降り始めから7月7日午後7時までの総雨量は▽那賀町木頭出原1347・0ミリ(7月の総雨量の平年値379・8ミリ)▽三好市東祖谷京上1036・5ミリ(336・3ミリ)▽上勝町福原旭822・5ミリ(364・2ミリ)▽三好市池田町635・5ミリ(177・3ミリ)-など。

 雨のピークは過ぎたが、三好、阿南など6市町に土砂災害警戒情報が発令されている。三好市の101世帯202人に避難指示、阿南、三好など4市町の2万7964世帯6万1334人に避難勧告が出されている。

 交通網の乱れも続いている。JR四国は全域で特急の運転を見合わせ、普通列車は徳島線の徳島-鴨島駅間、牟岐線の徳島-阿南駅間以外の運転を取りやめている。各社の高速バス、四国交通は全線で運休している。

 国道32号の通行止めは、同市池田町箸蔵-香川県三豊市間で解除されたが、同市池田町白地-高知県大豊町間は継続中。高速道路は徳島道の美馬インターチェンジ-川之江東ジャンクション間が通行止めとなっている。

 四国電力徳島支店によると、三好市山城町の数戸で停電が続いている。

 県人事委員会は、8日に予定していた「2018年度警察官A採用試験1次試験」の延期を決めた。新たな日程は後日、県のホームページで知らせる。

 県内は8日午前にかけても大気の不安定な状態が続き、南部の多い所で1時間に40ミリ、北部で30ミリの激しい雨が降る見込み。8日午後6時までに予想される雨量は多い所で南部100ミリ、北部80ミリとなっている。