南さん(左端)からカヤの刈り方を教わる立教大の学生=三好市東祖谷落合

 立教大(東京)で観光を専攻する学生が14日から三好市西部を訪れ、地域の魅力や課題を掘り起こすフィールドワークに取り組んでいる。

 滞在しているのは観光学部2~4年生と大学院生ら計22人。初日のオリエンテーションを終え、15日は国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている東祖谷の落合集落に入った。

 落合重伝建保存協議会の南敏治会長(72)宅では、肥料として土に混ぜるカヤの刈り取りや、カヤを束ねて積み上げる「こえぐろ」作りを体験。NPO法人ちい庵(おり)トラストのスタッフの案内で、古民家再生の現場も見学した。

 地元の自治会長らへのヒアリングでは「住民と観光客との間に問題が起きたことはないか」「定住してもらうには何が必要か」などと質問していた。3年の木下理(おさむ)さん(21)は「観光客は山と共存している住民の生活を見に来ているのが分かった」と感心していた。

 一行は17日まで滞在。かずら橋(西祖谷山村)や妖怪屋敷(山城町)なども訪れ、住民らから聞き取り調査する。