OMCアジアカップオープンで3位に輝いた菊岡さん=5月17日、マレーシア・クアラルンプール(菊岡さん提供)

 世界の理容師らが腕前を競う「OMC(世界理美容機構)アジアカップオープン」で、徳島市出身の理容師菊岡恒希さん(22)=東京都西東京市=がジュニア部門の3位に入賞した。県人として初の快挙だが、菊岡さんは「優勝を目指していたので悔しい。世界一になれるよう腕を磨きたい」と意欲を見せている。
 
 大会は2002年の中国・北京を皮切りにアジア各国持ち回りで開催され、日本では12年に沖縄で開かれている。

 今回は5月17、18日にマレーシアの首都クアラルンプールで開かれ、シニア(年齢制限なし)、ジュニア(23歳以下)の2部門に約50人が出場した。ジュニア部門の国内予選を勝ち抜いた菊岡さんはシンガポールやフランスの代表ら10人と、マネキンの髪をリーゼントに整えるクラシカルカットで競った。

 審査員5人がカットやスタイリングの技術などを審査。制限時間が25分と国内大会の半分であることや、高温多湿な気候など慣れない環境に苦労したが、リーゼントの平面を美しく整えるセット技術が評価された。

 城西高校を経て、徳島テクノスクール(現・中央テクノスクール)で理容師の技術を学んだ。卒業後に上京し、世界王者5人を輩出している理容室「髪ing(カミング)」に所属。各種大会に出場して腕を磨いている。

 休日もマネキンやモデルを相手にカットの練習を欠かさない菊岡さんは「修行を重ねて世界チャンピオンとなり、いずれは徳島で理容室を開きたい」と夢を語った。