勢いよく吹き上がる吹筒花火=美波町赤松の赤松神社

 美波町赤松の赤松神社で秋祭りが行われ、NPO法人赤松煙火保存会が、江戸時代から地区に伝わる町無形文化財の吹筒花火を奉納した。訪れた観光客らは、夜空に火の粉が吹き上がる幻想的な風景を楽しんだ。

 保存会の会員約70人が地域ごとの11組に分かれて奉納。それぞれ製法に工夫を凝らしており、火薬を詰めた竹筒(直径10~13センチ、長さ1メートル)を高さ約10メートルのさおの先に取り付けて点火すると、組ごとに色や勢いが異なる火柱が吹き上がった。手ぬぐいや法被で全身を覆った地元住民が「できたん、どしたん」と掛け声を上げ、降り注ぐ火の粉を浴びながら駆け回った。

 初めて吹筒花火を見た牟岐小5年の若山拓暉(ひろき)君(10)は「火花の勢いがすごくて、迫力満点だった」と興奮気味に話した。