学芸員の解説を聞きながら陶板絵画を鑑賞する参加者=鳴門市鳴門町の大塚国際美術館

 鳴門市鳴門町の大塚国際美術館で、悪役や悪魔が描かれた絵画の魅力を紹介する秋冬イベント「悪(ワル)の美術」が開かれている。来年3月末まで。毎週末に学芸員のギャラリートークが行われており、人気を呼んでいる。

 ギャラリートークでは、所蔵する陶板絵画から約10点を選び、作品に描かれた場面を説明する。ウォーターハウス作の「海に毒を流すキルケ」は、海の神に恋をした魔女キルケが、恋敵がよく水浴びをしている場所に毒を流す様子が描写されている。学芸員が、その後に水浴びをした恋敵が呪いを受けて腹に犬の頭が現れたことを話すと、参加者から驚きの声が上がった。友人と訪れた安原雅美さん(50)=大阪府堺市、会社員=は「作品の背景がよく分かった」と話した。

 イベント期間中、毎週金、土、日曜日午後2時からギャラリートークを行う。毎週土、日曜日の午後1時からは、館内の作品やヒントが書かれたパネルを巡って謎解きをする催しもある。定員はそれぞれ30人。

 参加無料だが、入館料が必要。問い合わせは同館<電088(687)3737>。