徳島新聞の記事を題材にした作品展を開く泰書会のメンバー=三好市山城町上名

 三好市の書道グループ・泰書会が、徳島新聞の記事を題材にしたユニークな作品展を24、25の両日、同市山城町大月の長福寺で開く。ラグビーのワールドカップ(W杯)で活躍した日本代表、鳴門市で巣作り中のコウノトリなど、県内外のニュースから選んだ言葉を揮毫(きごう)。墨痕鮮やかな力作89点を展示する。

 「世相を書く~徳島新聞に因んで」と題し、小学2年生から80代までの会員49人が出品。記事を読んで気に入った言葉を条幅、色紙にしたためた作品と、記事の感想、紙面の切り抜きをセットにして並べる。

 選ばれたのは、ラグビーW杯で強豪南アフリカを破った日本代表の中心選手「五郎丸」をはじめ、鳴門市のコウノトリの「飛来」、阿南市に現れたアゴヒゲアザラシの「遊泳」。選挙権年齢の引き下げをめぐる「国政に参加」や、戦後70年にちなんだ「へいわ」など、社会の動きを捉えた作品もある。

 地元三好市に関しては、東祖谷・落合集落で7月に世界記録を上回った「流しそうめん」、2017年の開催が決まったラフティング世界選手権の「世界大会」など。このほかに「伝」「知」「読」「報」といった新聞から連想される一字を選び、ダイナミックに筆を走らせた大作も出品される。

 泰書会は毎年、テーマを決めて書作展を開いており、昨年は「四国霊場開創1200年」を取り上げ、好評だった。脇博代表(65)=同市山城町脇=は「作者の思いがこもった作品ばかり。足を運んでほしい」と話している。

 入場無料。25日は午前10時から抹茶の接待、午後3時からは川崎寛彰住職(64)の「慈悲の心」と題した講話もある。