個性豊かな作品が並ぶ徳島障害者芸術祭「エナジー2015」=県立近代美術館ギャラリー

 芸術創作活動を通して障害者の自立と共生社会の実現を目指す「第21回徳島障害者芸術祭エナジー2015」(徳島新聞社、徳島新聞社会文化事業団、ねっとわ~くAs主催)が20日、徳島市の県立近代美術館ギャラリーと県立21世紀館多目的活動室で始まった。25日まで。
 
 県内の240人と32団体が絵画や書道、写真、工芸など272点を出品。最優秀賞のエナジー大賞には、障害者支援施設・あおばの杜(徳島市上八万町)の吉本昌史さん(48)の陶芸「つなぐ つづく あおばの輪」と同・淡島学園(阿南市西路見町)の大西健次さん(60)の書道「月船」が選ばれた。

 吉本さんの作品は、長さ1~5センチ、直径3センチの陶器を多数張り合わせ、お互いを思いやる気持ちを表現している。大西さんは、今年亡くなった漁師をしていた父親への思いを込めて「月船」の2文字を力強く書いた。

 このほか、新聞紙と広告を使った貼り絵やペットボトルのキャップ1040個でカタツムリを描いた作品など、個性が光る力作が並んでいる。毎年訪れている徳島市八万町法花谷、主婦村上貞子さん(72)は「一生懸命さが伝わってきて心がほっこりした」と話した。

 芸術祭は午前10時から午後5時(25日は午後4時)まで。入場無料。