海の駅に認定された大浦漁港と隣接する産直施設=鳴門市北灘町(北灘漁協提供)

 鳴門市北灘町の大浦漁港が、航海中のプレジャーボートやヨットが気軽に立ち寄ることができる「海の駅」に県内で初めて認定された。同漁港は北灘漁協の産直施設「JF北灘さかな市」や「漁協食堂うずしお」が隣接しており、観光の拠点として集客力を高めようと、漁協が国などでつくる認定委員会に登録を申請していた。

 名称は「きたなだ海の駅」で、認定は10日付。一般客向けに漁港の一部(30平方メートル)を活用し、全長15メートル未満の船が常時1隻係留できるようにした。料金は日帰り、1泊2日ともに3千円で、初年度は10隻ほどの利用を見込んでいる。

 海の駅は、一般客が利用できる船の係留施設やトイレを備え、地域の観光などに関する情報提供を行う施設。国土交通省と日本マリン事業協会などでつくる「海の駅ネットワーク設置認定委員会」が選び、登録されるとホームページなどで情報発信される。6月末時点で全国に148カ所(うち四国は17カ所)がある。

 大浦漁港は、2011年に開設した産直施設や漁協食堂が観光客でにぎわう。北灘漁協は、海からも観光客を呼び込もうと、海の駅への登録を計画。知名度が高まることで、車などで訪れる観光客へのPRにもつながると期待している。

 漁協は現在、産直施設の改築工事を行っている。従来の105平方メートルから132・7平方メートルに増床し、11月中旬にリニューアルオープンさせる。松下有宏組合長は「さかな市を知ってもらい、多くの人に来てもらえれば」と話している。

 11月21日午前9時から海の駅認定を記念する式典を開き、鮮魚販売やマグロの解体ショーなどのイベントを行う。