田んぼで羽を休めるナベヅル=29日午後4時ごろ、海陽町大里(有田さん撮影)

 環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているナベヅルが、海陽町に越冬のため飛来した。日本野鳥の会徳島県支部によると、県内で確認されたのは今季初めて。
 
 同町大里の自営業有田忠弘さん(56)が29日午後4時ごろ、自宅近くの田んぼで羽を休めている成鳥2羽を見つけ、150メートルほど離れた町道から写真撮影した。2羽は15分ほど餌を探したりついばんだりした後、南西方向に飛んでいった。
 
 ナベヅルは体長1メートル前後。ロシアと中国の国境周辺の湿地帯で繁殖し、日本などに渡って越冬する。海陽町には毎年姿を見せている。
 
 県支部は「ナベヅルは警戒心が強く、刺激すると帰ってこなくなるので、できるだけ近づかないようにしてほしい」と呼び掛けている。