[上]池田高校美術部の部員らが作った街歩きマップ [下]街歩きマップを作製した池田高校美術部の部員=三好市の同校

 三好市の市街地や山間部を舞台に3日まで開かれている現代アートイベント「マチトソラ芸術祭」(実行委主催)に合わせ、池田高校(同市)の美術部員らが、同市池田町の街歩きマップを作製した。芸術祭の来場者に地域の魅力を知ってもらうのが狙い。
 
 マップはA4判の四つ折りでフルカラー。阿波池田駅や土産物店をはじめ、芸術祭の会場である「スペースきせる」、高校生もよく訪れる老舗の喫茶店など17カ所をイラスト付きで紹介している。本町通りに飾られた縫いぐるみ「さるぼぼ」や、酒屋の前で店番をしているタヌキの置物など、高校生の目線で面白いと感じたスポットも載せた。

 美術部の1、2年生13人がイラストと説明文を担当し、8月下旬に自分たちで町内を歩いて取り上げる場所を選んだ。レイアウトは芸術祭に協力する市内のデザイン会社「ハレとケデザイン舎」が手掛けた。

 市地域おこし協力隊で、芸術祭の運営を担当する合田幸代さん(40)が「自分たちが住む町の良さにあらためて気付き、進学などで町を離れてもUターンするきっかけになれば」と発案。美術部に持ち掛けた。

 1年の秋山陽菜さん(15)=同市池田町=は「見慣れていても『これは何だろう』と思うものがたくさんある。不思議な印象を受ける場所を選んで載せた」。2年の金丸千波さん(16)=同市井川町=は「部全体で作った作品を、多くの人に見てもらえるのがうれしい」と話した。

 500部作製。芸術祭の各会場や市観光協会などで無料配布している。