イルミネーションの点灯が始まった渭北子ども広場=徳島市上吉野町2

 徳島市渭北地区の住民有志が、同市上吉野町2の公園「渭北子ども広場」の管理を20年間、ボランティアで続けている。日々の清掃や花壇の手入れに加え、古紙回収で得た収益金などで敷地内を飾るイルミネーション用の電球を購入。今年もクリスマスシーズンに合わせて点灯が始まり、広場は連日、大勢の地域住民でにぎわっている。

 渭北子ども広場(約600平方メートル)は、市が1995年に整備。当初は、あずまやと4本の植木があるだけだった。寂しく思った近隣住民の有志が、地域の交流拠点として維持・管理するボランティアグループ「渭北子ども広場を美しくする会」を結成した。

 お金をかけずに地域から愛される広場にしようと、住民による植樹を企画。敷地内に花壇などを整備し、住民に小学校入学や結婚、出産などを記念した木や花を植えてもらい、会員が手入れを引き受けている。

 現在は64~82歳の男性6人が活動を担う。広場の管理にとどまらず、児童生徒の通学時間に合わせてあいさつ運動をしたり、敷地内にテントを構えて放課後に宿題を教えたりしている。

 活動費には古紙回収による収益金を活用。毎月2回、会の活動を応援してくれる渭北地区や周辺地域の人の家を巡回し、新聞紙などを集めている。4年前からはクリスマス時期に広場を電飾で彩っており、今年も10月20日から点灯を始めた。12月末まで毎日午後5~8時に行っており、地域の家族連れやお年寄りらが集う憩いの場となっている。

 美しくする会の里見正威(まさたけ)代表(72)=同市上吉野町2=は「人間関係が希薄になっている時代だからこそ、地域に必要な活動だと思う。今後も体が続く限り、続けていきたい」と話している。