お好み焼き店を営むエレナさん=鳴門市撫養町のお好み焼き店「ビニプーカ」

 ウクライナ出身のエレナ・ソコロバさん(42)=鳴門市鳴門町土佐泊浦=が、同市撫養町南浜の市道沿いでお好み焼き店「ビニプーカ」を営んでいる。こてを持って慣れた手付きでお好み焼きを焼き上げ、「ボリュームがあり、おいしい」と評判だ。

 エレナさんは、2004年に旅行で鳴門を訪れ、夫の寺山治さん(66)=塗装業=と知り合った。その後、遠距離恋愛を経て、08年に結婚。鳴門に住み始めた。

 得意な料理を生かして飲食店を出したいと考えていたところ、寺山さんの知人らがお好み焼きの作り方を教えてくれ、鳴門第一中学校や市役所の近くに今年7月、店をオープンすることができた。

 結婚するまでお好み焼きを食べたことも焼いたこともなかったエレナさんだが、今では関西人も顔負けの手さばきを見せる。大きめで食べ応えのあるお好み焼きは、牛肉や魚介類の入ったミックス焼きが人気。600円と価格も手頃で、金時豆を入れて県民好みの味にしている。

 寺山さんは「おいしいお好み焼きを出そうと努力している。お客さんが増えたらうれしい」とエールを送る。

 9月からは得意のロシア料理もメニューに加え、ユニークなお好み焼き店として注目を集めている。

 店名のビニプーカは、ロシアのアニメから取った。エレナさんの息子ブラッドさんの妻アラ・プドヴィナ(21)さんも店を手伝っている。

 エレナさんは「鳴門にはおいしい食べ物がたくさんあるが、うちのお好み焼きやロシア料理も名物になったらうれしい」と話している。