津波に備えた訓練で防潮パネルを閉める県職員=午前10時すぎ、県庁

 「津波防災の日」の5日、徳島県は南海トラフ巨大地震を想定した防災訓練を県庁で行った。職員らは防潮パネルを閉じるなど津波の襲来に備えた。

 紀伊半島沖から四国沖にかけてマグニチュード9・1の地震が発生、県内沿岸部に大津波警報が出され、最大震度7の揺れを観測したとの想定で行った。

 緊急地震速報を聞いた職員は机の下に退避した。揺れが収まると、津波による庁舎の浸水に備え、8カ所の防潮パネルと3カ所の防水扉を閉鎖した。

 庁舎は津波避難ビルに指定されており、徳島市中昭和町と昭和町の3町内会の住民約30人が次々と訪れ、職員が2階に避難させた。

 このほか、職員らは市消防局職員の指導で消火器を使った初期消火訓練をしたり、応急手当ての方法を学んだりした。

 津波防災の日は、1854年の安政南海地震が発生した日にちなみ、2011年に制定された。