オランダに輸出するため、葉わさびの出荷準備をする生産者(右)と大畑さん=上勝町生実

 上勝町の第三セクターいろどりは、日本料理のつまもの「彩(いろどり)」のオランダ輸出を始めた。10月にドイツ・ケルンで開かれた国際見本市で商談が成立し、週1回程度の取引に結び付けた。フランス向けのサンプル出荷を除き、定期的な取引の実現は2014年に始まったタイに次いで、2カ国目。年明けには英国への輸出も始まる予定だ。

 いろどりは10月10~14日、欧州最大規模の食品見本市「アヌーガ2015」に参加し、葉わさび、ササ、ナンテンなど、彩商品8品目を出展した。オランダの輸入食品販売会社のバイヤーが関心を示し、商談が成立。輸送ルートとして、同社と取引実績のある福岡県の商社を紹介された。

 オランダからは既に3度の受注があり、いろどりは10月25日に赤モミジ、青モミジ、10月31日にも赤モミジを発送。現地には発送から約5日後に届き、状態も良好という。11月9日には新たに葉わさび、葉ツバキ、ささ舟を発送した。

 輸出された彩は、現地の日本料理店などで使われており、バイヤーからは「使いたい人がたくさんいるので、これからもお願いしたい」との要望が寄せられた。またアヌーガでは、英国向けの葉わさび輸出についても商談がまとまり、来年1月にも出荷を始める。

 いろどりで輸出を担当する大畑悠喜さん(29)は「海外展示会に出ることで、商社や物流会社とつながりができ、実際の取引に結びついた。今後も海外市場の開拓を進めたい」と話している。