ぐるっとバスに乗り込む外国人観光客=三好市西祖谷山村の大歩危駅

 三好市大歩危、祖谷地区の名所や温泉宿泊施設を巡回する「大歩危・祖谷ぐるっとバス」の試験運行が、まずまずの滑り出しとなっている。運行がスタートした10月は、平日21日間で164人が乗車券を購入した。外国人の利用が目立っている。

 バスは、県と県西部4市町などでつくる「にし阿波観光圏協議会」が、観光客の利便性向上を目的に11月末までの2カ月間、平日のみ1日3便運行している。10月は1日乗車券が151枚、2日券は13枚が売れた。購入ゼロの日はなく、それぞれ2~15枚を販売した。

 日本語と英語、中国語で表記したPRチラシの印刷が運行開始に間に合わなかった影響で、上旬の販売数は7日間で44枚にとどまったが、中旬は6日間で47枚、下旬は8日間で73枚と伸びている。

 協議会が乗客を対象にしたアンケートでは、回答した84人のうち少なくとも47人が外国人とみられる。国、地域別では米国、香港、中国の順に多いという。

 協議会では乗車券販売数の目標は定めていないが、事務局の県西部県民局は「売れ行きは順調ではないか」としている。協議会は来春の本格運行開始を視野に、今後、区間や時間帯ごとの乗車率などを調査する。

 バスはJR土讃線・大歩危駅(一部は阿波池田駅)と祖谷のかずら橋やひの字渓谷などの観光スポット6カ所、宿泊施設5カ所を回り、乗降は自由。