愛媛戦の前半、ロングシュートを放つ岩尾(中央)。積極的な姿勢で大宮守備陣をこじ開けたい=15日、松山市のニンジニアスタジアム

写真を拡大

 J2リーグ15位の徳島ヴォルティスは21日午後7時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで7位の大宮アルディージャと対戦する。前節愛媛戦で再び決定力不足を露呈し、早くも黒星の数が昨季と同じ11に並んだ徳島。起用が予想される新加入のFWウタカを起爆剤に、巻き返しののろしを上げられるか。

 「ゴールを決めるという点だけが欠けていた」。ロドリゲス監督は今季9度目の無得点で敗れた愛媛戦をそう総括する。カウンターからボール保持まで多様な攻撃パターンで試合をコントロールし、決定機も数多く演出したが最後の詰めが甘かった。

 熊本戦と天皇杯・鳥栖戦で連続ゴールのDFブエノを三度前線で起用したものの不発。山﨑の湘南移籍もあって深刻化する「本職FW」不在が、上位浮上への最大の課題となっている。

 期待のウタカは16日の大学生との練習試合で先制点を含む3ゴール。周囲との連係も悪くなく、指揮官は「リーグ戦の強度と一概に比べられないが、調子は上がっているようだ」と手応えを口にする。

 むろん徳島の攻撃はFW一人に依存するものではない。指揮官がイレブンに求めたのはシュートの意識。愛媛戦では中盤の岩尾や小西が枠内に強烈なミドルを放ち、ゴールを脅かした。DFも含め、ピッチに立つ全員の積極的なシュートが相手の守備ブロックを突き崩す可能性は十分ある。

3月の前回対戦も、CKにダイレクトで合わせた内田裕のミドルボレーで1点をもぎ取った。常に貪欲にゴールを狙う意識が上位撃破の突破口となる。