無投票だった2015年の神山町議選を巡る公選法違反(買収)事件で、逮捕された町議4人と書類送検された町議1人の5人が20日、議員辞職した。これで現職の町議は5人となり、町議会は定数(10人)の6分の1以上(2人以上)の欠員が生じたため、公選法の規定に基づき50日以内に補欠選挙が行われる。

 辞職したのは▽議長の細井成富容疑者(73)=同町阿野▽副議長の中西富士男容疑者(61)=同町鬼籠野▽高橋和男容疑者(67)=同町神領▽相原浩志容疑者(72)=同町阿野▽樫本雄一町議(69)=同町下分。

 町議会事務局によると、20日午後、町議らの代理人弁護士が宮田伸也事務局長に5人分の議員辞職願を提出。その後、宮田局長が議長の細井容疑者に接見し、細井容疑者が自身を含む5人の辞職を許可した。辞職理由はいずれも「一身上の都合」としている。

 5町議を刑事告発した現職町議らが検討していた自主解散については、特例法で「議員の4分の3以上が出席した議会で5分の4以上の同意が必要」と規定されている。このため現職町議5人のうち4人が出席、同意すれば自主解散となる可能性も残っている。

 県警は、15年12月の町議選で当選した細井容疑者ら5人が、立候補を取りやめた報酬として元町議の山本充良容疑者(77)=同町鬼籠野=に現金50万円を渡したとして、山本容疑者を含む5人を逮捕、1人を書類送検した。