体験談を語る回復者ら=徳島市の八万公民館

 国立療養所・大島青松園(高松市)で生活している県出身のハンセン病回復者3人が20日、徳島市八万町内浜の八万公民館で市民ら約70人と交流した。

 鳴門市出身で、全国国立ハンセン病療養所入所者協議会会長の森和男さん(75)は、ハンセン病と診断されると保健所から療養所に入るように何度も言われ、隔離生活を余儀なくされたことを説明。「隔離されて治療を受けなければならなかった時代から考えると、皆さんと交流できて感無量」と話した。

 これに先立ち、八万地区の婦人会が郷土料理を振る舞ったほか、地域住民による歌や踊りも披露された。

 大島青松園では現在13人の県出身者が暮らしている。交流会はハンセン病への偏見や差別の解消を目的に、県ハンセン病支援協会などが2001年から毎年、県内各地で行っている。