手作りちょうちんを手に、タヌキの仮装で練り歩く地元の子どもや住民ら=三好市山城町大川持

 JR土讃線の開通80周年を記念した「やましろ狸まつり」が28日、三好市山城町大川持の阿波川口駅周辺で開かれた。地元に残るタヌキの妖怪伝説をモチーフに、住民が手作りした着ぐるみで練り歩く「狸行列」などが行われ、観光客らで終日にぎわった。

 狸行列では約80人がパレード。高さ2メートルを超える金色の「お狸大明神」や汽車に化けた「汽車狸」、美しい女性姿の「化粧狸」などが登場した。地元の幼稚園児や小学校生も仮装し、手作りのタヌキのちょうちんを手に愛らしく歩を進めた。

 山城小6年の橋口萌菜さん(11)は「みんなで歩くのが楽しかった」と話した。

 このほか、蒸気を上げて走る列車や開通を祝う住民などを捉えた写真の展示、開通当時の町並みや地元の祭りを撮影した8ミリフィルムの上映もあった。

 土讃線は1935年11月28日に三好市の三縄駅と高知県大豊町の豊永駅間が開通し、高松駅-高知駅がつながった。まつりは、市商工会山城町青年部の呼び掛けで住民有志が企画した。