ハスの実の粉末を練り込んだ鳴ちゅるうどんを使ったパスタを試食する参加者=徳島市のアグネスホテル

 鳴門市の大麻町商工会が、市内外のホテルや飲食店など20店余りと連携し、同市瀬戸町の島田島で栽培されるハスの実の粉末を練り込んだ「鳴ちゅるうどん」の麺など、鳴門産の食材を使った新メニューづくりを進めている。来年4月から各店のメニューに加えてもらい、地域のPRや特産品の販路拡大につなげる。

 鳴ちゅるうどんをはじめ、規格外のレンコンのペースト、古代米のパウダー、なると金時のパウダーを使ったメニューを開発している。9月に鳴門、徳島、阿南各市の店舗へ協力を求め、試食を重ねている。

 11月上旬に徳島市のアグネスホテルであった試食会では、金澤広晴料理長(35)がレンコンペーストを使ったクリームコロッケと、鳴ちゅるうどんの「めんたいクリームパスタ」を用意。鳴門市の生産農家でつくるレンコン研究会の澤田英司さん(52)、ハスを練り込んだ鳴ちゅるうどんを開発中のウマイ(同市)の戸川泰二販売促進課長(41)らが、味や食感などについて意見を交わした。

 2014~16年度に中小企業庁の補助で取り組む特産品開発事業の一環。商工会と、古代ハスや古代米を育てている「大賀蓮・古代米を育てる会」を中心に、食品業者、農家らが商品作りや販路拡大を検討している。

 鳴門産の食材を売り込むため、開発したメニューと、食材を扱う卸売業者の連絡先などを記したパンフレットを作り、飲食店や土産物店に配る。

 大麻町商工会は「地元特産品の付加価値を高め、流通拡大につなげていきたい」としている。