巣に帰り、くちばしを打ち鳴らして雄に合図を送るコウノトリの雌=12日午後3時半ごろ、鳴門市大麻町

 鳴門市大麻町で巣を作っている2羽のコウノトリが12日、約3カ月ぶりに巣に帰っている姿が確認された。2羽は9月中旬から巣を離れ、約1・7キロ離れた同市大津町などで過ごしていた。

 繁殖期を迎える兆しなのか、11日から巣に帰ることが多くなり、コミュニケーションを取る際にくちばしをカタカタと打ち鳴らすクラッタリングを頻繁に行っていた。巣を修繕するために枝を持ち帰る行動も見られた。

 近くに住む男性(45)は「久しぶりに巣に帰った2羽の姿を見てほっとした」と繁殖に期待を寄せていた。

 日本野鳥の会県支部は「もうすぐ繁殖期を迎えて神経質になるので、巣作りが始まったらあまり近づかず、刺激を与えないでほしい」と話していた。