県警に贈られた警察官姿のこけし=県警本部

 東日本大震災の被災地に贈った義援金のお返しとして、仙台市の仙台中央地区交通安全母の会から徳島東交通安全母の会連合会に届けられた警察官姿のこけしが、徳島県警本部の1階ロビーに飾られた。こけしにはお礼の意味に加え、交通安全への願いが込められており、県警は死亡事故ゼロを目指すシンボルとして来庁者に見てもらうことにした。

 こけしは高さ約37センチの男女の警察官。徳島の母の会連合会から寄せられた義援金に宮城県の伝統工芸品で感謝の思いを伝えようと、仙台母の会が作った。

 連合会は2011年6月、会員から募った義援金を仙台に送り、14年7月にこけしを受け取った。徳島市内のホテルに一時飾られていたが、多くの人に交通安全について考えてもらおうと設置場所を探していた。

 県警本部でこのほど行われた贈呈式では、連合会の椋本正子会長(78)=同市山城町東浜傍示=が薄墨和夫交通部長にこけしを手渡した。椋本会長は「一人でも多くの人にこけしを見てもらい、交通事故の減少につながれば」と期待を込めた。

 こけしを贈った仙台母の会前会長の加藤光子さん(88)=仙台市青葉区=は「徳島の交通安全のために役立ってくれたらうれしい」と語った。