リオデジャネイロ五輪で展示されることが決まったビッグひな祭り=2月22日、勝浦町の人形文化交流館

 3万体のひな人形の飾り付けで有名な勝浦町の「ビッグひな祭り」が、2016年夏のリオデジャネイロ五輪の期間中、現地で展示されることが正式に決まった。展示を計画したNPO法人日本スポーツ芸術協会(東京)から、ビッグひな祭りを手掛けるNPO法人阿波勝浦井戸端塾に連絡があった。井戸端塾は、ひな人形約5千体をリオへ送る。

 展示場所は現地の文化施設などが候補に挙がっており、早ければ16年1月に確定する。井戸端塾は保管するひな人形から、保存状態の良いものを選び、5月上旬までにコンテナ船で発送する計画。人形の数については現地の要望次第で増える可能性もあるという。

 飾り方は、ビッグひな祭りのメーン展示にならってピラミッド型とするか、壁沿いに並べるかの2パターンで検討している。リオ五輪(8月5~21日)、同パラリンピック(9月7~18日)に合わせて展示する計画で、終了後は現地の日系商工会議所や日本人会などに寄贈する方針だ。

 ビッグひな祭りのリオ行きは、同町棚野出身で日本スポーツ芸術協会の相原茂明事務局長(68)が発案。14年10月、阿波勝浦井戸端塾に協力を求めていた。相原事務局長は「リオで日本の文化を紹介できることになり、うれしい」と話している。

 ビッグひな祭りの海外進出は、井戸端塾の初代理事長で14年に死去した殿川武男さんの念願だった。稲井稔理事長(76)は「殿川さんが望んでいた海外展開が実現することになり、感無量だ」と喜びを語った。