地域の夏祭りで阿波踊りを披露するさぬきいろは連=高松市

 高松市に拠点を置く「さぬきいろは連」が今年、結成10周年を迎えた。地域のイベントなどで年20回近く公演しており、香川県の代表的な阿波踊り連として根付いている。名物さぬきうどんを作る動きを取り入れた踊りなどで個性を発揮しており、徳島市の阿波踊り出場を目標にレベル向上を図っている。

 高松市で開かれた阿波踊り講座の受講生が中心になって2008年に結成され、現在の連員は55人。男踊りと女踊り、ちびっ子踊りを披露する。鳴り物は12人が担当し、よしこのの歌い手もいる。

 連員のうち徳島出身者は10人で、それ以外は地元住民や転勤族の人たちだ。高松市の会社員江郷賢人さん(46)は、徳島と東京での勤務時に阿波踊りを体験してとりこになり、高松市の本店異動後も踊れる場を求め、いろは連へ。「みんなで踊りを作り上げる高揚感が魅力」と話す。

 毎週水曜日の夜に2時間、高松市内で練習を重ねている。目指すのは、腰を低く落とした「娯茶平調」。年1~2回、三好市池田町の踊り連・夢風鈴から指導者を招いたり、阿波おどり会館(徳島市)の講座を受けたりして基本習得に努めている。毎年、三好市の「いけだ阿波おどり」に参加しており、この夏も今月14日に踊り込む。

 舞台構成では、香川県らしさを随所に盛り込んでいる。浦島太郎の童謡や「金比羅船々」、民謡「一合まいた」に乗せて踊るほか、獅子舞もある。クライマックスではうちわで麺を切り、ちょうちんで湯切りする動作を表した「うどん踊り」を繰り出す。

 美波町出身の宮﨑寛明連長(68)=高松市、呉服商=は「この10年でずいぶん成長した。もっと連員を増やしてレベルを上げ、徳島市の阿波踊りに堂々と参加できるようになりたい」と話した。