徳島県内の統一地方選は県知事選に続き、県議選が3日にスタートする。立候補予定者の事務所では2日、スタッフらが出陣式会場の設営や遊説ルートの確認など準備作業に追われた。投票率の低下が懸念される中、各陣営は「選挙区内をくまなく回り、一票でも多く取る」と本番を前に士気を高めていた。
 
 ●徳島選挙区
 
 1減の10となった議席を現職9人、元職1人、新人2人の計12人が狙う激戦区。
 
 現職の事務所では、女性スタッフが「一人10人 声かけ運動」と印刷した横断幕を作り、事務所に張り出した。「ここまできたらやるしかない」と立候補予定者。後援会幹部も「絶対に当選させないと」と力を込めた。
 
 ある新人の事務所では、スタッフが机いっぱいに積み上げられたはがきに宛名シールを貼ったりビラを折り畳んだりした。陣営幹部は「名前がどれだけ浸透しているのか心配は残るが、手応えも感じている」と話した。
 
 ●板野選挙区
 
 定数が5から4に減り、新人2人、元職1人を含む6人が争う。
 
 ある新人陣営は女性スタッフ6人が選挙区内を回り、出陣式への来場を呼び掛けた。昨年秋からあいさつ回りをしている立候補予定者は「県政への関心を高めるような選挙戦にしたい」と意気込む。
 
 別の現職の事務所では、地図を広げて街宣ルートをチェックしたり選挙カーを準備したり。陣営幹部は「定数が減った影響がどう出るか分からない。懸命に足で票を取っていくしかない」と話した。
 
 ●那賀選挙区
 
 1議席をめぐり、現職と新人の保守系2人の戦いとなりそうだ。
 
 檄(げき)文が所狭しと飾られた現職の事務所。陣営幹部は「やるべき準備は終えた。あとは悔いのないよう戦うだけ」と気合十分。立候補予定者も「勝負はこれから」と気を引き締めていた。
 
 新人の事務所は朝から支持者が次々と詰め掛け、活気にあふれた。この日、大票田の鷲敷、相生地区を中心にあいさつ回りした立候補予定者は「感触は悪くない」と話し、決意を新たにしていた。