鳴門と花咲徳栄の成績

 第100回全国高校野球選手権大会第4日の8日、徳島県代表の鳴門は1回戦第4試合(午後3時半開始予定)で、前回覇者の花咲徳栄(北埼玉)と戦う。鳴門の左腕西野が巧みな投球で、いかに花咲徳栄の強力打線を封じ込められるかが焦点。両校とも得点力は高いだけに、5点が勝敗の分岐点となりそうだ。

 鳴門のエース西野は徳島大会では準決勝、決勝とも一回に失点した。大舞台では先取点が大きな意味を持つため、立ち上がりが重要なポイントとなる。雰囲気にのまれることなく、コーナーをついてストライク先行の投球を心掛けたい。

 対する花咲徳栄のチーム打率は3割7分1厘。4番野村は北埼玉大会では1打点と本調子ではなかったものの、高校通算56本塁打の長打力には警戒が必要。勝負強い5番羽佐田の前に走者をためさせないことも大事だ。毎回、先頭打者には細心の注意を払い、相手打線のつながりを絶てば大量失点は防げる。

 投の柱でもある野村は北埼玉大会では5試合を投げ、4失点と安定感がある。最速146キロの直球とスライダーでタイミングを外すのがうまい。スイングを誘ってくるボールになるスライダーに手を出すと術中にはまる恐れがある。相手バッテリーの組み立てに応じて狙い球を絞らせる森脇監督のベンチワークも得点の鍵となる。

 鳴門のチーム打率は3割5分2厘。長打は花咲徳栄の6試合19本に対し、鳴門は4試合で18本と爆発力は互角。宮崎、三浦、浦の中軸を中心に甲子園入り後に調子を上げてきた選手も多く、つながりがでてきたのは好材料。5点以上を取るためには、下位のチャンスメークも欠かせない。

 徳島大会では守りのミスからの失点で苦境に立たされた試合もあったが、本来守備はよく鍛えられている。序盤の不用意な失点を避け、相手エースの出はなをたたいて勝機を見いだしたい。