【モスクワ、ニューヨーク共同】ロシア外務省は10日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会で、ロシアの銀行や中国の企業を対象とした米国提案の新たな制裁案を「根拠に全く説得力がない」として、ロシアが阻止したと発表した。北朝鮮への対応を巡り、常任理事国である米ロの足並みの乱れが表面化した。

 安保理関係者などによると、米国は、安保理制裁決議に違反して大量破壊兵器関連活動に関わる北朝鮮の銀行幹部のために取引を行ったなどとして、ロシアの銀行「アグロソユーズ」のほか、中国や北朝鮮の企業を制裁対象に追加する案を制裁委に提示していた。