安倍晋三首相は、中国の習近平国家主席が9月のロシア極東ウラジオストクでの国際会議に出席する場合、現地で日中首脳会談を開催する方向で検討に入った。複数の日本政府筋が11日、明らかにした。日中関係改善に向け、首脳間交流を加速させたい考えだ。日中両国は12日、平和友好条約調印40周年を迎える。

 国際社会への影響力を強める中国への対応について、首相は「競争から協調へ、日中関係を大きく発展させる」と明言している。巨大市場を抱える中国との対立を最小限にとどめた方がメリットが大きいと判断したためだ。首相は中国に配慮し、今後の靖国神社参拝を見合わせるとみられる。