天皇杯4回戦に向けて調整する徳島ヴォルティスの選手=徳島スポーツビレッジ

 サッカーの第95回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、徳島新聞社、共同通信社、NHK共催)は11日、各地で4回戦3試合が行われ、J2徳島ヴォルティスは午後7時から鳴門ポカリスエットスタジアムでJ1首位の広島と対戦する。J1昇格プレーオフ進出が絶たれたとはいえ、気持ちを切り替えて総力戦で挑む。

 広島はリーグ第2ステージでは最終戦を残して12勝1分け3敗(勝ち点37)。ボールを奪うと一気にスイッチが入るカウンターは切れ味鋭い。11得点しているFW佐藤や2年前に徳島のJ1昇格に貢献したMF柴崎、徳島県出身で日本代表として国際Aマッチ2試合出場のDF塩谷ら攻守に役者がそろう。ただ、前節から中3日で臨む天皇杯にどこまで戦力を整えてくるかは不透明だ。

 徳島はベストメンバーで臨む構えで、小林監督は「リカバリーをしっかりしてチャレンジする」と勝利へのシナリオを模索する。カウンターを仕掛けてくる広島に中央突破をさせないよう守備を固め、粘り強くボールを奪って得点機を築きたい。一瞬の隙やミスが命取りとなるため、最後まで集中したプレーが重要となる。

 9日は徳島スポーツビレッジで練習を再開。ゲーム形式でドリブル突破を狙った佐々木一は「プレーオフ進出がなくなり、もう失うものはない。胸を借りる気持ちでどんどん攻めていく」。古巣との対戦に燃える大﨑は「積極的に飛び込んでプレーし、勝利と得点に貢献する」と誓った。