調整練習で藤本監督(中央)の指示を聞くつるぎの選手=奈良県の御所実高

 ラグビーの第95回全国高校大会は史上最多に並ぶ55校が参加して東大阪市の花園ラグビー場で27日に開幕し、来年1月11日に決勝が行われる。徳島県代表のつるぎは、貞光工・美馬商工時代を含め3年ぶり24度目の出場を果たし、第2日の28日午後0時半から1回戦で若狭(福井)と対戦する。磨いてきたスピード豊かな展開ラグビーとセットプレーを生かせば勝機は十分。チームは6年ぶりの初戦突破へ闘志を燃やしている。

 つるぎは今季、15人制の県内公式戦では負けなし。スクラムの強さに定評があり、元高校日本代表の秋山(現帝京大)を擁していた昨年よりもチーム力は上がっている。

 若狭は3校による県予選を制して2年ぶりに全国切符をつかんだ。FW陣の平均体重は73キロと、85キロのつるぎより10キロ以上軽い。ハーフバックスの2人がゲームメークだけでなく自らインゴールを目指して走り込む。

 つるぎとしては体重で上回るFWがスクラムで相手を崩し優位に立ちたい。CTB川崎が縦への突破力を生かして敵陣深くにボールを運ぶことができれば、スピードのある攻めからトライを重ねることができそうだ。

 チームは25日に徳島を出発し、奈良県の御所実高で調整練習を始めた。佐藤主将は「自分たちの強みを生かしてシンプルに戦い抜く。相手のSHとSOにしっかりプレッシャーをかければ勝てる確率は上がる」と、現校名になって初の勝利に意欲を見せた。