ミツマタの皮をむく従業員=三好市池田町

 紙幣の原料となるミツマタの産地・三好市で、繊維を取るための原木の皮をむく作業が行われている。3月末まで続く。

 三好市内では約30戸がミツマタを栽培している。同市池田町中西の加工業「Nepari(ネパリ)」では今月から従業員6人が作業を開始。高さ1・5メートルほどの原木を加工施設で3時間半蒸して軟らかくし、機械を使って「黒皮」と呼ばれる樹皮をはいでいる。

 数日間天日干しした後、表面の黒い薄皮を取り除いて「白皮」に仕上げ、同町シンマチの独立行政法人国立印刷局四国みつまた調達所に出荷する。

 同社は今年、生産者から原木約50トンを調達し、白皮約3トンの出荷を目指す。今村明人社長(31)は「昨冬は大雪のため原木の入荷が遅れたが、今冬は積雪もなく順調」と話している。