徳島県は30日、台風や豪雨による大規模な水害を想定し、自治体や気象台の対応を時系列にまとめた防災行動計画「タイムライン」を勝浦川、宮川内谷川、福井川の3河川で策定したと発表した。被害を最小に抑えるため、流域関係機関の連携を強化するのが目的で、同日運用を始めた。

 対象自治体は勝浦川が勝浦町、徳島市、小松島市、宮川内谷川が阿波市、上板町、板野町、福井川が阿南市。タイムラインではこれら対象自治体と県、気象台の対応について、氾濫の発生を「0時間」と設定して36~38時間前からの防災行動を記している。

 勝浦川では、台風の接近に伴い大雨・洪水警報が発表されたと想定する「マイナス9時間(氾濫の9時間前)」以降、県が正木ダムの放流量増加を3市町に通知。横瀬観測所で避難判断水位3・6メートルに到達すると、徳島市は「避難準備・高齢者等避難開始」を発令するなどとしている。

 県管理河川は水防法上で大きな被害が発生する恐れがあると指定された16河川で策定することにしており、策定済みは4河川となった。残りの12河川も20年度末までの策定を目指している。