蒸した茶葉を手もみする石本さん=海陽町久尾

 海陽町宍喰地区の山間部で、町特産品「寒茶」の生産が最盛期を迎えている。

 宍喰寒茶生産組合(13人)の石本アケミさん(79)=同町久尾=は、約20アールの畑で摘んだ茶葉を蒸し、手もみする作業に追われている。軟らかくなった茶葉を一晩置いて寝かせた後、数日間天日に干してJAかいふに出荷する。作業は3月上旬まで続き、組合では130グラム入り茶葉約3500袋の出荷を見込んでいる。

 石本さんは「今年も新茶の問い合わせが相次ぐようになった。頑張ってたくさんのお客さんに届けたい」と話した。

 寒茶は冬場に収穫する珍しい茶で、タンニンやカフェインが少なくまろやかな味わいが特徴。町内外の道の駅などで近く販売される。