真剣な表情で演武に臨む射初め保存会員=徳島城博物館表御殿庭園

 徳島藩主・蜂須賀家の新年行事を再現した「徳島城射初め演武」が7日、徳島市の徳島城博物館表御殿庭園であった。徳島城射初め保存会(板野町)の会員45人が古式にのっとり、弓術を披露した。

 実戦での攻撃方法を再現し10本の矢を次々に放つ「数矢」、23メートル先にある18センチ四方の板を狙う「射割」など、7種類の演武を行った。厳かな雰囲気の中、見事に的が射抜かれると、観客から拍手と歓声が上がっていた。

 家族で見物した坪井泰士さん(53)=徳島市丈六町、教員=は「射手のりりしい表情が印象的だった。伝統と、当時の趣が感じられた」と話した。

 射初めは、藩主が家臣から年始のあいさつを受ける前に、一年の無事と武運長久を祈って行われていた。徳島城博物館では毎年、旧正月に行っており、今年で17回目。