ドローンを使った貨物輸送実証実験の離陸地点=那賀町和食郷

 国土交通省は19日、小型無人機ドローンを使った政府初の貨物輸送実証実験を、那賀町鷲敷地区で24日に行うと発表した。官民でつくる協議会で実験結果を分析して課題を洗い出し、早期事業化の方策を探る。

 実験には国や県、町などの関係者約20人が参加。午前9時半~10時半に同町和食郷の徳島新聞鷲敷専売所近くの町道から、中山川を挟んで北東約500メートルにある畑までドローンを飛ばし、約1キロの荷物を届ける。復路は、飛行中や離着陸時の衝撃を計測する機器と生卵を積んで飛行させる。

 使用するドローンは直径1・1メートル、高さ約50センチ。新聞販売店と連携して高齢者世帯への宅配サービスの実用化を目指すMIKAWAYA21(東京)の社員が荷造りをし、ドローンの機体開発を手掛けるブルーイノベーション(同)の社員が操縦する。

 国交省は実験後、周辺住民約190戸にアンケートを行い、宅配サービスの需要や、自宅上空を飛ぶことに対する意識などを聞く。

 町はドローンを活用した地域活性化を目指し、「県版地方創生特区」第1号に選定されていることから、実験の場に選ばれた。