北海道で6日未明に発生した地震で、道内に工場や営業所を持つ徳島県関係企業は社員の安否や被害状況の確認に追われた。停電の影響で工場が操業停止を強いられたほか、社員を自宅待機にするなどして対応した。
 
 室内ドア製造大手のニホンフラッシュ(小松島市)は、震度5強を記録した江別市にある工場棟の壁が一部?がれ落ちる被害を受けた。製造ラインが停止している時間帯だったこともあり、工場と営業所の社員計21人にけがはなかった。工場内の設備や製品への被害はなく、担当者は「電気が復旧すれば稼働できる」としている。

 大塚ホールディングス(東京)は、道内に約600人いるグループ各社の社員と家族全員の無事を確認し、自宅待機にした。釧路市の大塚製薬工場(鳴門市)と大塚食品(大阪市)の各工場は停電により操業停止となったが、建物や設備への被害はないという。

 大塚製薬工場によると、輸液製剤を製造する釧路工場では、6日は工場からの出荷を見合わせた。広報担当者は「十分な在庫を確保しているので製品の供給に問題はない」と説明した。

 岸化学グループ(本部徳島市)で、食品廃棄物・食用廃油のリサイクルを行う北海ケミカル(標津町)も、停電のため工場が稼働できていない。約50人の従業員とは連絡が取れ、担当者は「ライフラインが回復次第、できるだけ速やかに事業を再開できるよう、点検や準備を進めている」と話した。

 人材育成や移住交流支援を手掛ける「リレイション」(徳島市)は、震源地から200~300キロ東に位置する浦幌町に子会社「KIZKI(きずき)」がある。地震発生時はスタッフ4人に加え、共同でプロジェクトに取り組む神山町のカフェのスタッフ4人も同町に滞在していたが無事だった。