熱い灰の上を祈願しながら歩く参拝者ら=那賀町の黒滝寺

 那賀町阿津江の黒滝寺で13日、伝統行事「火渡り大護摩」があり、参拝者ら約100人が熱い灰の上を歩いて家内安全や無病息災を祈願した。

 井内英生住職らが読経する中、山伏姿の信者がヒノキで作られた高さ約2メートルの護摩壇に点火。炎の中に108本の護摩木を投げ入れた。約1時間で燃え尽きると平らにならして塩で清め、檀家や参拝者らがその上を素足で渡っていった。

 栗林初代子さん(74)=同町木頭折宇=は「家族の健康を願って歩いた」と話した。

 黒滝寺は四国霊場21番札所・太龍寺(阿南市)の奥の院で、黒滝山(標高760メートル)の山頂にある。火渡りは江戸時代に始まったといわれ、毎年3月の第2日曜に行われている。