博士号の学位記を受け取る棚田さん(左)=徳島大総合科学部

 鳴門わかめの新品種開発などを研究し、成果を挙げたとして徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課の棚田教生主任(41)が23日、徳島大大学院から博士号を授与された。

 博士論文は「ワカメの種苗生産と品種開発に関する研究」。阿南市椿泊沖の天然鳴門わかめと、鳴門の養殖わかめを掛け合わせることで、高水温に強く、早い時期から収穫できる品種を作り上げた過程をまとめた。通常半年かかる種苗生産を約1カ月に縮める技術についても記している。

 棚田さんは2010年4月に徳島大大学院総合科学教育部の博士後期課程に入学。必要単位を取得して12年度末に退学した後もセンターで得た実用データを基に研究を続け、論文を仕上げた。

 徳島大常三島キャンパスで学位記を受け取った棚田さんは「職場や家族の理解があったおかげ。新品種の普及につながれば」と話した。