2016年の県内の24市町村議会で、全議員(373人)の約4分の1に当たる98人が代表・一般質問をしなかったことが、徳島新聞の取材で分かった。全議員に対する質問者の割合が最低だったのはつるぎ町の38%で、同町を含む6町で半数を超える議員が質問していなかった。一方、上板、勝浦など6町村議会は議長を除く全員が質問していた。

 3、6、9、12月の定例会の代表・一般質問での質問者数(通年会期制の議会は年3~4回開く定例会議での質問者数)を聞いた。

 質問者の割合が最低だったつるぎ町は、全議員13人のうち質問したのは5人のみ。定例会4回で延べ9人、1回当たり平均2人しか質問していない。

 次いで割合が低かったのは、松茂町の41%。海陽町の42%、藍住町の43%、北島町と板野町の46%と続く。これら6町は質問者が半数以下だった。

 08年12月の定例会を最後に8年間一般質問に立っていない、つるぎ町の長浦英彰議員(72)は「本会議では形式的になりがち。詳しい内容は委員会で質問している」と話した。

 質問者の割合が最も高かったのは、上板町(14人)の92%だった。上板、勝浦、上勝、神山、牟岐の5町と佐那河内村議会は、いずれも議長を除いて全議員が質問した。

 勝浦、上勝、佐那河内の3町村議会は議長以外の全員が毎回質問していた。

 全24市町村議会が、申し合わせや慣例などにより、議長は質問していなかった。議長のほか、副議長や監査委員も質問しないことになっている議会もあった。徳島市議会は慣例的に議長、副議長、議会運営委員会の委員長と副委員長、監査委員2人の計6人は質問しないことにしている。

 質問者の延べ人数では、吉野川市の49人が最多。次いで三好市の48人、上板町の46人だった。

 今年1年間毎回質問した、佐那河内村の大岩和久議員は「一般質問に立つのは議会人としての責務」と述べ、藍住町の小川幸英議員は「議員が質問しなければ、町側がマンネリ化してしまう」と話した。