紀州接待講でお遍路さんをもてなす和歌山県の住民=美波町奥河内の薬王寺

 美波町奥河内の四国霊場23番札所・薬王寺で28日、和歌山県の住民がお遍路さんをもてなす「紀州接待講」が始まった。30日まで。

 一行は講元の川西すみ子さん(80)=和歌山県橋本市=ら、同市とかつらぎ町の男女18人。寺務所前に接待所を設けてそろいの白い法被姿で並び、参拝客に「ようお参り。お接待をどうぞ」と声を掛け、菓子と手ぬぐいを手渡している。

 紀州接待講は200年以上前、四国へ向かう途中に遭難した和歌山の漁船を、美波町の漁師が助けた恩返しに始まったとされる。住民有志が寄付を募って毎年春に行っている。