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 J2リーグは残り10試合となった。前半戦を15位で折り返した徳島は、後半戦に入って調子が急上昇。勝ち点50の8位で昨年の同時期(勝ち点51、7位)にほぼ並んだ。この勢いをいかに維持するかが、J1昇格プレーオフ(PO)進出の鍵になる。

 前半戦は苦戦が続いた。22チーム中トップのボール支配率をマークするなど攻撃姿勢を貫いたが、ゴール前の決定力に欠けた。6月にチームとして10年ぶりの4連敗を喫するなどして順位が伸び悩んだ。

 後半戦は状況が一変しつつある。原動力となっているのは今夏加入したウタカ、バラルの両外国人FWだ。ウタカは出場8試合で5得点、バラルは山形戦の4発を含む7試合7得点と圧巻の決定力を発揮。シーズン途中でJ1の他クラブへ移籍したFW山﨑や島屋ら主力の穴を埋めた。

 ロドリゲス監督がPO進出の重要な要素の一つに挙げる得失点差も改善。アウェー大分戦のように1点を粘り強く守った勝利もあり、折り返しから前節までに稼いだ白星は昨年の後半戦と同じ8個になった。

 ただ、今後の対戦相手は首位町田をはじめ松本、横浜C、東京Vと上位の強敵が残っている。勝つには両外国人FWをはじめイレブンが万全の状態で出場できることが望ましい。疲労の蓄積やイエローカードの累積による欠場も考えられる中、ロドリゲス監督の采配が一つのポイントになる。

 昨年の終盤10試合は4勝4分け2敗で勝ち点16を上積みしたが、最終的に勝ち点1が足りず、6位千葉にPO進出を奪われた。目標達成の難しさを経験しているロドリゲス監督は「(現在の好調に)気持ちを緩めてはいけない。集中力を切らさず、目の前の試合で勝ち続けることが大事」と強調する。

 激しいPO争いを競り勝てるかどうかは自分たち次第。苦しみながら積み上げてきたものを信じてラストスパートする。