徳島新聞Web

7月31日(日曜日)
2 2
31日(日)
1日(月)
社説
7月31日付  リオ五輪  県勢に熱い声援を送ろう  
このエントリーをはてなブックマークに追加

 8月5日のリオデジャネイロ五輪開幕まで、1週間を切った。

 競技場の建設など、遅れが伝えられていた現地の大会準備も整った。不安が残る治安面に万全を期し、南米初の五輪が素晴らしいスポーツの祭典となるよう望みたい。

 日本選手団は男子171人、女子164人の総勢335人で臨む。目標に掲げるのは、前回のロンドン五輪から倍増となる金メダル14個、メダル総数は30個以上だ。

 選手らは続々と現地に入っている。しっかりとコンディションを整え、力を出し切れるようにしてほしい。

 注目したいのは、徳島県関係の5選手の活躍である。

 中でもメダルに最も近いとされるのが、藍住町出身でバドミントン女子ダブルスの松友美佐紀選手だ。奈良県出身の高橋礼華選手とペアを組み、2014年のスーパーシリーズファイナルや、今年の全英オープンを制するなど、輝かしい成績を収めてきた。

 世界ランキングは1位。徳島市内で開かれた壮行会では金メダルが目標と話した。アテネ五輪・競泳女子800メートル自由形の柴田亜衣選手以来、県勢として12年ぶりの金メダリストが誕生するかどうか。試合から目が離せない。

 陸上には大塚製薬の2人が出場する。女子マラソンの伊藤舞選手と、男子400メートルの金丸祐三選手である。

 伊藤選手は昨年夏、北京で行われた世界選手権で日本勢最高の7位入賞を果たした。当時31歳と遅咲きながら、課題の30キロ以降を克服した粘りの走りは見事だった。

 結果が出ず、所属していた実業団の陸上部をやめて浪人生活を送った経験もある。地道な努力でつかんだ五輪切符だ。大舞台での力走に期待したい。

 3大会連続の出場となる金丸選手は、日本の男子400メートルをけん引してきた第一人者だ。日本選手権では故障の影響で予選敗退したが、日本陸連の推薦で選出された。それだけに、今回に懸ける意気込みはひときわ強い。1600メートルリレーでの出場も濃厚だ。

 小松島市出身でライフル射撃の山下敏和選手も北京五輪以来、2大会ぶり2度目の出場となるベテランである。

 8年前は五輪の重圧に負けて惨敗した。リオではメダルに照準を合わせている。磨きをかけた集中力と修正力を発揮できれば、その可能性は十分にあるだろう。

 男子サッカーでは、小松島市出身でJ1広島の塩谷司選手が、24歳以上のオーバーエージ枠で代表入りした。

 ディフェンスの要であり、攻撃力にも定評がある。抜群のボールさばきでチームを引っ張り、メキシコ五輪以来48年ぶりのメダル獲得へ、大いに貢献してもらいたい。

 世界の舞台に立つ県勢選手の姿は、後に続く子どもたちにとって励みとなる。地元や関係者の喜びもひとしおだ。私たちも徳島から熱い声援を送ろう。

メニュー
 徳島ヴォルティス        高校野球
 社説        鳴潮           号外       地震
 ニュースリリース           不審者
 人事       訃報