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社説
12月6日付  北朝鮮国連決議  中国は厳格に制裁履行を  
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 国連安全保障理事会が、9月に核実験を行った北朝鮮に対する制裁を強化する決議を全会一致で採択した。

 決議は6回目となるが、これまでは十分に効果を発揮できなかった。今回は、「過去最強」とされた3月の前回決議をさらに強めたものだ。

 北朝鮮は核・ミサイル開発を着々と進めており、脅威は増している。今度こそ国際社会が結束して対応し、実効を上げる必要がある。

 決議は、北朝鮮の資金を断つため、主要な外貨獲得源である石炭輸出に上限を設けたのが特徴だ。前回決議は石炭の国際取引を原則禁止としたが、「民生目的の場合は取引できる」との規定が抜け穴となり、中国への輸出が続いていた。

 今回は、北朝鮮の石炭輸出を年間で総額約4億ドルまたは総量約750万トンまでに抑えるとした。これで石炭輸出額を6割減らすことができる。

 各国に毎月の輸入量を報告させる仕組みも導入した。鍵を握るのは最大の輸入国である中国だ。厳格な履行を求めたい。

 日本と米国、韓国は安保理決議の後、人や船舶の往来規制拡大など、それぞれ独自の制裁強化を打ち出した。

 ただ、制裁だけでは核・ミサイル開発を断念させるのは難しい。圧力をかけると同時に、北朝鮮に交渉の席に着かせることが大事だ。

 米国が政権移行期にあり、韓国は混乱を極めているが、対北朝鮮で日米韓の連携を一層強めなければならない。

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